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3月
 
 寒く雪の降り積もる厳しい冬が終わる頃、野山にはいろんな植物が芽生えますが、その中に昔から人々に愛されてきた山菜があります。
 山菜は、長く厳しい冬を耐え抜いて春を迎えた息吹ともいえるでしょう。雪を解かしながら芽を出すフキノトウや、雪の消えた頃から待ちかねたようにのびてくる数々の若芽、また、寒風のかげの日だまりで冬を越した山菜が芽を出します。
 山菜の旬は春ですが、種類によって採取時期が違ってきます。雪がまだ残っている頃に姿を現すふきのとうは3月頃が旬です。
 つくしは3月から5月にかけて、わらびやたらのめは4月頃からが旬となります。
 ぜんまいは地方によっても違いますが、4月から7月にかけての春から夏が旬となります。
 これからは山菜を探しに野山にでかけられてはいかがでしょうか。
 山菜は野山のどこにでもあるわけではなく、種類によって生息している場所に特徴があります。そのため、ただ歩き回って探すのと目標を定めて歩くのとでは、みつける時間がだいぶちがってくるでしょう。
 つくしは、日当たりのよい道ばたなどに主に生息しています。野道を散歩しながら簡単にみつけられる山菜といえるでしょう。
 また、たらの芽やわらびは、日当たりのよい山地でみつけることができます。わらびは摘めば摘むほど新しく芽吹く習性があるため、数日後に同じ場所にいってみると、再びわらびを採ることができます。
 一方、ふきのとうは、湿り気を好むため、水辺や川すじに主に群生しています。
 初春はふきの花のつぼみであるふきのとうが、そして本格的な春になると「ふき」がとれるようになります。
 山菜採りを楽しんだら、収穫した春の食材で煮物やテンプラなど楽しんでみてはいかがでしょう。ただし、山菜は自然に生えているものなら自由に採取できるというわけではなく、私有林(私有地)でないこと、絶滅のおそれのある山菜ではないことなどを確認した上で、山菜取りをするよう心がけましょう。
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